コロナに勝つか、負けるか?
勝つためには、ワクチン接種だけで本当に大丈夫?
感染リスクを下げることは、とても大事なことですが、自分の本来持っているセキュリティシステムがちゃんと働いていますか?
健康に自信があって、体力に自信がある人もセキュリティシステムが機能していなければ、コロナ感染もやむなし。
私たちの身体を守るセキュリティシステムとは?
私たちが健康でいるためには「生体恒常性」が機能してくれなければなりません。
生体恒常性とは、ホメオスタシス(Homeostasis)といわれています。
私たちが周りの環境(暑さや寒さ、ストレスも含まれる)自分の内部でのあらゆる変化を受けても、体温や血糖値、血液酸性度などの整理状態を常に一定の安全な範囲内に調整してくれるというもの。これがずばり、恒常性を保つということ。
生体恒常性=ホメオスタシス機能が落ちるとどうなる?
ホメオスタシスの機能が損なわれると、糖代謝のバランスがくずれ、糖尿病や低血糖発作、動脈硬化などの様々な病気になります。
例えば、食事をしたら血糖値が上昇します。すると膵臓からインスリン(糖代謝のホルモン)が分泌されて、血糖値を下げるように制御されているのです。これはホメオスタシスを維持する働きが身体にちゃんと備わっているのです。
糖尿病=お酒の飲み、甘いものを食べすぎだけで、糖尿病なってしまうという単純なものではなく、糖尿病の場合はストレスの影響により、自律神経が乱れ、ホメオスタシスが落ちてしまうことによって血糖値を下げることができなくなっているのだということを理解しなければなりません。
ホメオスタシス機能は私たちを守ってくれるセキュリティシステム
ホメオスタシスの機能がちゃんと働いてくれているおかげで、私たちは病気にならないですむのです。健康に過ごすためにホメオスタシス機能がOFFにならないようにしたいですね。
ホメオスタシスはどんな機能?
<体温の恒常性>
私たちの体温は、暑くても寒くても、外気温に影響されることなく36.5度内外で一定に保たれるようになっています。
身体には「暑さ」を感じるセンサーが二つあります。一つは外気温を感知する皮膚のセンサー、もう一つは体内の温度を感知する脳(視床下部)です。
体温が高いと情報が伝わると、脳は交感神経を刺激して汗腺からの発汗を促します。発汗による気化熱で体温を下げるようになっています。逆に体温が低いときは、汗腺を閉じ(鳥肌が立った状態)、それでも足りない場合には、筋肉をブルブル震わせて発熱を促そうとします。
体温調整で例外的にホルモンの分泌異常や自律神経のバランスの乱れによって発汗することがあります。これらはホメオスタシスとは別の現象になります。
<血糖の恒常性>
私たちは、食物を噛み砕き・消化・分解し、炭水化物を体内でブドウ糖のかたちに変え、それを血液に乗せてすべての細胞に運んでいます。
届いたブドウは、生命を維持するためのエネルギー源となり、活動しています。
ブドウ糖なしでは生きていくことができません。血糖値レベルを一定に保っておくことは、生体のホメオスタシス(恒常性)を維持していく上でとても重要な機能なのです。
そもそも「病気」とはどういう状態?
わかりやすくいうと病気のとき、コロナ感染してしまったときは「ホメオスタシスが機能しなくなってしまった状態」。生体の恒常性が維持できなくなった状態そのものが、「病気」ということです。その他の病気は・・・ガンや成人病、アレルギー疾患、精神異常など様々な症状があります。
ホメオスタシスを維持するための仕組みはどうなってるの?
ホメオスタシスは、神経系(自律神経)と内分泌系(ホルモン)の働きによって維持されますが、近年ではこれに免疫系を加えて、三者の相互の作用によって維持されると考えられています。
自律神経とは?
自律神経は、体の内外からの刺激に反応して、生命を維持するためのさまざまな働きをコントロールする役割を担っています。呼吸・心拍・血圧・体温・発汗・排尿などはすべて自律神経で調節されているのです。
ホルモン(内分泌)とは?
ホルモンは脳下垂体、甲状腺、副腎、膵臓、卵巣、睾丸などの内分泌腺から分泌されています。私たちのからだの成長を促したり、正常な代謝機能の維持したり、消化液の分泌に必要で、生体が健康に生きるための様々な機能を調節する働きがあります。
例えば、消化液の分泌が正常でないと胃の調子が悪くなります。
本来はそのときどきに必要なホルモンが、必要な量だけ分泌されるはずなのですが・・・・ストレスによって過剰に分泌されると、疾患を引き起こすリスクもあるということを知っておかなければなりません。
胃薬に頼るのでなく、そもそも消化液の分泌を正常にするための努力が必要なのです。
免疫
免疫とは、生体を細菌やウイルスなど様々な病原体の侵入から守り、健康なからだに維持する機能のこと。この免疫システム神経系や内分泌系と密接な関係にあるのです。
全身からの感覚情報を中枢に伝える神経が活性化することで、脳のホルモン中枢や視床下部などを刺激し、ホルモンの分泌を介して全身の免疫系を制御しています。
ということはどこかの働きが悪かったり、乱れてしまうと免疫機能が落ちてしまうということです。
「病は気から」という言葉どおりですね。
自律神経がストレスでダメージを受けてしまったらどうなる?
ストレスによって自律神経が失調すると、ホルモンバランスが乱れ、だるさ・頭痛・めまい・食欲減退・月経異常・などの症状が出てくるだけでなく、免疫力も低下して感染症などにかかりやすくなります。
今、コロナ感染が気になる時期だからこそ、ストレスは大敵!!
強いストレス、継続的なストレスを受けたときの影響は?
例えば、今の暮らしの中で強いストレス状態が続いたとしたら、自律神経が失調の度合いも、ホルモンバランスが崩れも強くなり、コルチゾールなどのストレスホルモンが過剰に分泌されます。
副腎から副腎皮質ホルモンのコルチゾールの放出されている状態が持続すると以下のような症状や疾患を引き起こす可能性があります。
●高血圧
●2型糖尿病
●骨粗鬆症
●食欲増進による体重増加
●慢性的な疲れ
●睡眠障害
●ブレインフォグなどの脳機能障害
●免疫システムが阻害されることによる感染症
●うつ病
たかがストレスされどストレス
ストレスの影響で自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れ、様々な病気を起こす可能性があるということを肝に銘じておきたいですね。
自律神経・ホルモンバランスが乱れているということは、ホメオスタシス機能も下がっているということ。つまり、私たちの身体のセキュリティシステムが働いていない状況です。
自律神経を整えるための効果的なプログラムとは?
ヨガや呼吸法・瞑想を実践することで、自律神経を整えることができます。
それだけでなく、ヨガすることでセロトニン、GABAなどハッピーホルモンが自分の身体の中でつくられ、で、ココロの安定とストレス耐性が強化されます。
これからコロナ感染対策として、「ホメオスタシス機能を上げる」「自律神経を整えること」「ホルモンバランスの調整」は欠かせません。
自分の身体は自分で守る意識を持つと持たないとでは、コロナ感染対策だけでなく、あらゆる病気予防にもつながっていくのではないでしょうか。
環境だけでなく、自分の健康が不安なときこそ、ヨガ・瞑想は強い味方。
不安やイライラから抜け出して、快適に過ごせるようになりますよ💛
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