伝統ヨガ×運動学の力でストレスに強くなる
今フィットネスクラブやヨガスタジオでは、伝統的なヨガを教えているところは少ないかもしれません。私もヨガと出会って20年以上になりますが、伝統的なヨガに興味を持ち始めたのは2年ほど前。私自身もフィットネス感覚で長年ヨガをやってきた一人なのです。
伝統的なヨガとは、いろいろ解釈はありますが・・・
自分の身体と心の変化に対する観察を繰り返し。
身体の動きや軸を意識し、呼吸することに集中する。
ヨガしてないときの生き方=日常生活のそのものも意識すること
ココロや身体の観察は、不調や不快感を受け止めるきっかけになる
人間は身体とココロの不調や不快感を自分でキャッチできなければ、改善することはできません。
不調の原因と不調にならないための対策を自分なりに考えることが重要なのです。
自分で情報収集、分析するためにも、自分のココロと身体を日々観察することは当然必要になります。
上手くいかないとき、不調や不快感には原因がある
例えば人間関係が上手くいかないときは、ついていないからでしょうか?周りが悪いからでしょうか?それとも、自分が悪いからでしょうか?
原因はいろいろ考えられますが、自分のココロのクセ=自動思考によって、すべてをネガティブに考えたり、過剰に否定されることを恐れてしまうせいで言い訳したり、相手を攻撃したりして、周りと軋轢を生んでしまう。我慢してストレスをためこんでしまう。
そうなるとうつ状態になりやすく、ネガティブワールドから抜け出せなくなります。
認知が変われば、行動は必ず変わります
上手くいかないときは、ついつい周りのせいにすることもありますが・・・
外に意識を向けるのでなく、自分の中に意識を向けてちょっとしたココロの動きや反応に気がつかなければ、現状は何も変えることができないでしょう。
苦しい状況や嫌な思いを持ち続けると仕事もプライベートも楽しむことなんてできなくなってしまいますよね?そう意味でも自分のココロのクセに気づくことが重要なのです。
週1ヨガやって身体を変えられるものではない
肩凝りも腰痛もなくて快適に気持ちよく身体は動いていますか?
不快感がある。スッキリしない。ということは、やはり原因があるのです。
普段の姿勢の悪さだったり、自分の身体のクセだったり、その原因を自分で見つけて修正しなければ、快適な身体に近づくことはできないのです。ヨガレッスンを週1回受けたら、ダイエットできて、身体の不調もすべて解決できたら良いのですが・・・
それは無理難題でしょう。なぜなら、身体の不調や修正する・改善するように指令するのは脳だから。
自分の脳が修正や改善の必要性を認識しなければ何も変わらないのです。
ココロと身体の健康づくりに「気づきの力」はなくてはならないもの
ヨガ・マインドフルネスは気づきと集中力をつける訓練そのもの。
特に伝統的なヨガは一つ、一つを丁寧に意識する習慣がつくので「気づきの練習」になります。
運動学でヨガすると運動が苦手な人も安心・安全
無理なく、快適にポーズするためには、準備が必要です。
重心の場所はどこ?お腹や足の甲の引き上げるのはどうする?首が詰まらずに腕をあげるにはこうすればいい!ポーズする前のチェックポイントがたくさんあります。
準備しないでやると、本来のヨガの効果を出すことはできません。
場合によってはヨガで身体を痛めてしまうこともあります。
運動学でポーズに入る準備を行うとヨガの効果を高め自分の身体の正しい使い方を身につけることができます。つまり、姿勢の改善や背骨の歪み解消にもつながります。
伝統ヨガ×運動学は、毎日やっても飽きない。
伝統ヨガ×運動学のヨガと聞いて難しそうと思うかもしれませんが・・・
ヨガの目指す方向性がハッキリ見えるのでわかりやすいです。しかも、身体の変化するのがリアルにわかるから。ヨガ初心者でも続けやすいです。
運動苦手な人も、スポーツクラブに入会しても続けられない人も<伝統ヨガ×運動学>ヨガの効果を感じることができると思います。
そもそもヨガはどういうもの?
ヨガは気軽にできる運動やエクササイズというイメージを持つ人が多いのではないでしょか。
一般的にヨガと呼ばれるポーズは、本来のヨガのうち、アーサナと呼ばれる一つの要素。
アーサナとは、長時間瞑想するための「座法」を意味し、ヨガを目指すものを体得するための姿勢法、体操法という位置づけです。
<本来の意味でのヨガとは、生きるうえでの真理に気づき、「悟り」や「覚醒」を目指す修行法のこと>
ヨガを習得するためには、8つのステップを実践が必要
①【禁戒】ヤマ 日常生活で行ってはならない5つの心得
非暴力・嘘をつかない・盗まない・無駄にしない・貪欲にならない
②【勧戒】ニヤマ 日常生活で実践すべき5つの心得
清潔・満足・学び・訓練・自己制御
③アーサナ(Asana)/坐法
④ プラーナヤーマ(Pranayama)/呼吸法・調気法
⑤ プラティヤハーラ(Pratyahara)/感覚の制御
⑥ ダーラナ(Dharana)/集中・精神統一
⑦ ディアナ(Dhyana)/瞑想
⑧サマーディ(Samadhi)/三昧、超意識、悟り
日常生活でのこれら8つの段階に取り組むことそのものが「気づき」「観察」「手放し」「集中する」訓練につながります。
つまり「八支則」の実践は、自分の生き方を正すこと、自分の在り方を見つめなおす強力なサポートツールになります。
ヨガはココロと身体を解放する、身体を整える目的もありますが・・・
プラスα+ネガティブを手放す生きる知恵と訓練法であり、ストレスに負けないココロと身体をつくるツールでもあります。
毎日快適に自分らしく輝いて生きていくためにもココロと身体の健康を手に入れたいですよね。
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