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ヨガで変わること

サルバンガアーサナ★

 

いわゆる肩立ちのポーズなんですけど、昨日アーサナ塾でポーズに入るまでの準備やポイントをたくさん教わって
今まで一番、首に違和感がなかったのです!!

自分は側弯だったり、いろいろな原因があるから首の骨の窮屈感だったり、ポーズの後の違和感がなかったということは・・・

今ままでの自分のポーズの入り方とか筋肉の使う方向性が違っていたために首に苦しい思いをさせていたのです。

最近つくづくアーサナ(ポーズ)って何のためにやるのだろう?
なんて考えることが多くなりました。

 

最近しみじみ感じていることは・・・
アーサナは自分の身体の全体性をつくりあげるためにポーズってあるんだ!

 

全体性・・・

 

ヨガではじめて何十年?なのに、この重要性を感じはじめたのは、この2年ぐらいです💦


身体を痛めたり、どこか不調だったりしてもそれを誤魔化しながらヨガ続けてきましたけど、
全体性がなければ、いくらアーサナ(ポーズ)を覚えてカタチだけとったとしても

も身体の不調は改善されないことに気づきました。

全体性の感覚を身につけることは、アーサナ(ポーズ)と同じぐらい大切なことだと思います。

この全体性をつくるのにめっちゃ役にたつのが解剖学です。


さて、「全体性」とは?
一個の事物あるいは事象が,一つのまとまりをもち,さらに細かい部分に割ることによってその特質が失われてしまうようなとき。

例えば・・・
肩をあげないで両手を上げてください。
と言われたらどうでしょう?

肩をあげないことだけに意識を置いてしまいますよね?


ヨガでは、肩を下げることに意識を置きながらも、身体の全体性をつなぐということを欠かさずに意識することで、それぞれのパーツ(骨格・筋肉)特性を活かしながらつないでいくと感じています。
レッスンではこれを解剖学に基づいた使い方やヒントを伝えます。

 

昨日のサルバンガアーサナ(肩立ち)でも、ポーズに入る前の準備のエクササイズが効きました!
大胸筋がカチカチすぎてびっくりしました。
大胸筋が伸びなければ、肩甲骨を寄せることは不可能だった。

肩甲骨がいつもより寄せられたので、アーサナをとったときに首の負担が軽減したというワケです。


その気づきで身体って変わるんです!

 

私的にはヨガのアーサナで日々何やってのかというと・・・
それぞれのパーツに相互依存関係をつくっていく丁寧に。なぜならそれが身体を全体性を強化してる!って感じるからです。

 

全体性が失われると体幹が使えない身体となり、内臓を保護する筋肉が働きません。
ココロも身体も機能低下します。いわゆる身体の調子がなんか悪いなという感じ。重力に抵抗できない状態になるので、普段から姿勢も悪く、家ではゴロゴロしてしまう。

ココロと身体の快適にするには、ただゴロゴロしてるだけでは逆効果となってしまうんですよね。


ヨガってヨガそのものが目的でなく、みんな元気で快適に過ごすための身体づくりメニュー。

だから1回ポーズ覚えて終わり!それで何か解決するわけではないのですよね。

身体の全体性を持たせようとという思いに気づくと・・・
自分の身体が「いい意味で変化していく」のを実感できます。
前進・後退・停滞・進化を客観的に自分をみるようになります。

 

めっちゃ地味で繊細なんですが、継続することで自分の変化を感じるようになり・・・
自分でコントロールできることが楽しく、自信にもなります。

 

ヨガって勢いでやるのでなく、天性の柔軟性も必要ありませんよー!


ココロと身体をしなやかな強くして、どんな状況下でも柔軟に対応できる自分をつくるためのものじゃないかなと思っています。

私もまだまだ精進の日は続く💛

 

ヨガインストラクターたかはしみほ